フォーカス
少し遠くから見ないと、物事の全景は見えない。
感情というものは、常に半歩遅れてやってくる。
認識の後に、感情が来る。
感情の発生は光より速いのだろうか?
「綺麗」だと感じた星の光が、実は1000年前のもので、すでにその星はなくなっていたりして。
「幸せ」だと感じた状態が、実は1000年前のもので、すでにその幸せはなくっていたりして。
自分の抱いている感情が、本当に今この瞬間の自分に向いているとアナタは自信を持って言えますか?
現実と感情の間に何百光年あるのか。
僕は幸せだ。
音楽があって、仲間がいて、満足に体が動いて、
ちょっとした日々の退屈も、うざったい社会システムへのイライラも、全部。
この感情が、100年先の光になった時、同じように「幸せ」だと感じられたら
きっと、どんなことよりも素晴らしいことだと思う。
光より速く、今を鳴らせ。