勇気 | Kamakura delay

勇気

前回のスタジオで仏ゾーンに飲まれ、思考の地獄の果てで輪廻to輪廻を繰り返していたが

先ほど解脱した。宗教系のワードは引きますか?そうですか、僕も引きます。修行するぞ!しねえよ。


色々、ライブハウスでタイバンさんを見てきた中で感じていた

(自分達も含めて)「この音の小ささはなんなんだ!?」という疑念。

単に音量のレベルの話ではなくて、「音を発する存在」としての声の小ささというか

非常に言葉にしづらいのだけれど、どれだけ轟音を鳴らしてもいても「だからなんだよ?」的な弱さ。


なんだろう、なんかこう、120キロくらいのこだわりの変化球というか

「このカーブすごいっしょ」「この曲がり方みたことねえべ」みたいな。

実際、そんなに曲がってないよ?ていう。

素人は実際カーブとか打てないから、「おーすげー曲がった!」みたいな。

でもそんなヘナチョコ変化球なんてのはリトルリーグどまりなんだよ。きっと。


それよりもさ、まず全力のストレートをホームランバッターの内角に投げれるかどうかなんだよ。

勇気だよね。カーブとかシンカーとかツーシームとかそういうの後でいいよ。


打たれてもいいんよ、味方が守ってくれるし、この後で点とれるから。


スタジオでの作業形態が、少しづつ変わってきている。

バンドの遺伝子が変わり始めている。

メンバーそれぞれが自分の音(言葉)を発することができる様に。

スキルは低い。けど、確実に光の差すほうを向いている。

早く咲きたくてしょうがない、ヒマワリのよう。


まずは、全力でストレートを投げれるようになる。

スタジオの作業が面白いというのは、初めてな気がするな。


解脱しようぜ!