事実は小説よりも奇なり
とても親しくさせていただいている方が交通事故にあったそうで
車体が何回か回って、最後上下がひっくり返るという
かなり洒落にならない派手な事故だったそうなのだが
軽度の捻挫と打ち身だけで済んだそうで、その後ティラミスをガツガツ食ってる姿を見て一安心。
生きててよかったねー。ホントに。そんな目に遭遇したら人生観変わるよなー、確実に。
で、その人と話してたときに出てきた言葉のなかにどんなホラー小説よりも切実に怖い表現があった。
「最後に見た景色は壁、クリーム色の壁」
本当に怖いね。言葉だけで鳥肌が立った。
事故の刹那、なにも振り返ることなく、なにも考えることなく
ただ無機質な「コンクリートの壁を見た」って事だけ。
命があったから良かったけど、人の命が終わる時に必ずしもドラマが発生するわけではないっていう
冷徹な事実が本当に恐ろしい。ただ、突然に、終わる。怖い。
その夜は、思春期ばりに死とか色々考えちゃったよ。
あれだ、死ぬ時はさ、楽しく死のうな。
人は生まれは選べないけど、死は結構選べるから。
楽しく死ぬ為に、毎日準備しようとか思った。
無事で本当に良かった。あまり心配させないで下さい。